白き雲空にぽよんと浮びつつ無性に眠し立冬の午後 五十歳の吾はまだ信ず相性のぴつたりと合ふ女性がゐると 相次ぎてふたりの姉を亡くしたる寂しさをまた呟ける母 あすもまた新たな出会ひがあるだらうそれを信じてさあ眠らうか 宇宙には地球そつくりの星在り…
城山の樹々の緑の眩しもよ木曽川よりの風を受けつつ 脳内に居座る鬱が消えてゆく木曽川よりの風に吹かれて われといふ摩訶不思議なる多面体けふは歌詠み啓美に候 午前二時襲ふ尿意に目覚めたり介護士を待つ長き長き五分 歌詠みが一首も詠まず床に就く雨のき…
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