虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

堂々巡り

堕天使か痴女か天女か短夜の夢に現れ手招く女人

十日後に逢ふを約せりNさんと三年ぶりに逢ふを約せり

君と逢ふその悦びに眠られず三時ああ四時また寝返りす

母校へと向はむとして迷ひつつ堂々巡りの暁の夢

約束の場所に君来ず五分過ぎまた十分と時ゆくばかり

はつ夏のひかりのやうな笑顔なり三年ぶりに逢ひたる君は

似合ふわと赤きTシャツ選び呉れつ主婦歴二十年姐御肌の君

五年前の夏の『短歌』作品です。如何。

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