虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

はないちもんめ

憎しみを生むばかりなる戦ひを支援するなど以ての外だ

二メートル隔て互みに雨を見る 和解の言葉いつ掛けやうか

あんたなんか下の下の男それなのに何か気になる はないちもんめ

きのふ夜叉、けふは子猫のやうな汝れ 千変万化をむしろ愉しむ

Tシャツの汝が腕の白まぶしもよわがめぐりなるをみなの誰より

ハイボールに酔うて候車椅子足に漕ぎつつ右往左往す

うつつとも夢とも分かず梅雨の夜の闇天井に眼が現れつ

昨年の夏の『短歌』作品です。如何。

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