2016-01-25 はないちもんめ 佳久徒然草 憎しみを生むばかりなる戦ひを支援するなど以ての外だ 二メートル隔て互みに雨を見る 和解の言葉いつ掛けやうか あんたなんか下の下の男それなのに何か気になる はないちもんめ きのふ夜叉、けふは子猫のやうな汝れ 千変万化をむしろ愉しむ Tシャツの汝が腕の白まぶしもよわがめぐりなるをみなの誰より ハイボールに酔うて候車椅子足に漕ぎつつ右往左往す うつつとも夢とも分かず梅雨の夜の闇天井に眼が現れつ 昨年の夏の『短歌』作品です。如何。