虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

風の咆哮

何もせずけふを過してしまひたるわれを叱るか風の咆哮

女好き優柔不断の性格をもてあましつつけふも生きゆく

きのふより青まばゆしと元日の空眺めをり頬寄せ合ひて

穏やかに年迎へたるめでたさを分ち合はむと母に電話す

妹がしたためくれし嘉の一字その筆勢は自由奔放

覚め際の夢不思議なり麻痺解けて自由自在に水中泳ぐ

行に乗りて雪積む越後路をひとり旅する暁の夢

三年前の『正月』の『短歌』作品です。如何。

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