虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

勇猛果敢

あすはまたあすの幸せ来るはずよ夕焼け空を見つつ君言ふ

優しくて勇猛果敢のわれをらむひろき宇宙のどこかの星に

夢に来て電話番号教へ呉れしロシア乙女よ名はカトリーナ

車椅子を汝が押し呉れてさ緑の風吹き渡る犬山をゆく 

二十日ぶりに昼を雨降る諸木々にボレロのやうに昼を雨降る

おそらくは死の間際まで詠むだらう優柔不断の己の歌を

初雪の頃によき人あらはれて結ばれさうとふと湧く予感

五年以上前の『短歌』作品です。如何。

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