虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

良い『関係』に

いまから十八年前、私が三十五歳の時、それまで私の介護を献身的にやってくれていた両親に健康上の問題が生じ、初めて親元を離れ、障害者支援施設での生活に移行しました。その施設に彼女も同時期に入所して来ました。彼女は養護学校時代の二年後輩で、学校に通っていた当時、私は、別の女性に憧れを抱いており、いまの彼女は眼中にありませんでした。約二十年ぶりの再会でした。最初のうちは、ただの『知り合い』という付き合いでしたが、『バレンタインデー』に彼女から『チョコレート』をもらううようになってから、彼女を『一人の大人の女性』として意識するようになって来ました。贈られた『チョコレート』も『高級』な『品物』と分り、彼女の私への『深い愛』を感じました。そして、徐々にお互いがお互いを『生涯』の『パートナー』として認め合う良い『関係』になってゆきました。