虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

城山の樹々

城山の樹々の緑の眩しもよ木曽川よりの風を受けつつ

脳内に居座る鬱が消えてゆく木曽川よりの風に吹かれて

われといふ摩訶不思議なる多面体けふは歌詠み啓美に候

午前二時襲ふ尿意に目覚めたり介護士を待つ長き長き五分

歌詠みが一首も詠まず床に就く雨のきのふも快晴けふも

いつまでも若くはないぞ水面の胡麻塩頭のわれが吾に言ふ

水無月の雨に想ほゆばあちやんのつぶ餡入りの大蓬餅

三年まえの『初夏』の頃の『短歌』作品です。如何。

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