秋天にひとひら浮びゐる雲や母の作れる餡巻きに見ゆ 豆腐屋の喇叭が聞ゆ潮匂ふちとせ小路の夕焼けこやけ 赤とんぼハミングすれば胸熱し母に会ひたくなりて候 タクシーと電車乗り継ぎ九十分やうやく荒古のわが家に着けり 施設でのベッド暮しの代償ぞ五秒たり…
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