『短歌』を載せました!
きらめきの天使と雪を詠みにけり雪の怖さを知らざるわれは
自立への意欲衰ふ介護士に日々穏やかに介護されつつ
どのやうな歌を詠んだら良いだらう迷ふ愉しさわれにまだある
歳晩の施設の門に見送りぬ里帰りする君の背中を
幸せと言へば言へるか仲間らとまた介護士と初日を拝む
如月に夫亡くししと初恋の君より届く服喪の手紙
要介護2の判定の母思ひことしも施設に歳越しにけり
利き足の右足に窓開け放つ歳の旦の気を浴びたくて
住人の代表として賀詞を述ぶ これは春から縁起が良いわい
元日のひかり明るき食堂に屠蘇をいただく施設長より
施設より外出禁止令発布さる流感感染予防策とて
おとなしく施設にゐれば良いんだね インフルエンザの流行期間は
流感の罹患予防の策と言へどあまりに厳し外出禁止令
嚥下事故を防ぐ策なり新年の祝賀行事の「もちつき」が消ゆ
自らの衰へばかり呟けり正月二日の電話に母は
電話にて母の愚痴聴くそれのみが施設暮しのわれの孝行
わが想ひ届けと「SAY YES」歌ふなり左向ひの汝を見つめつつ
まんざらでなささうに汝は聴きてをり声の限りに歌ふ「SAY YES」
あすの午後訪ねても良い? 大歓迎いつでも俺は! 嬉しい行くね❤
『彼女(妻)』は、きょうより年末年始の『帰省』に『実家』へと行ってしまった。俺はと言えば、例年通り、施設で年を越す。それで、『短歌』を載せてみた。妻との『結婚』を『決意』する『直前』の作である。如何。