虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

さう言へば

生きてゐる証しと寧ろよろこびぬ目覚まし時計のごとき腰痛

年長のルームメイトの寝息聞えつくづく寂し寒露の夜更け

Nさんに十年ぶりに逢ひたくてメールを送るただ逢ひたくて

逢ひたしとメールを送るまんまるの君の笑顔を思ひ浮べて

う言へばきのふが母の誕生日何も贈れず母さんごめん

木犀の香に思ひ出づ産土の八幡神社の秋祭りけふ

十超ゆる迷惑メールに混りつつけさ見つけたりNさんの名を

上記の『短歌』七首は五年前の秋の作品です。如何。

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