2016-01-10 赤とんぼ 佳久徒然草 数日間隔離生活続くとぞインフルエンザに罹りたるゆゑ 一昼夜熱に魘されゐたる友ストレッチャーに運ばれてゆく 赤とんぼハミングすれば胸熱し母に会ひたくなりて候 まつたりと夢見心地の君を見てわれもまどろむ午後のベンチに へルパーの介助に成りしこの帰省来年もまたお願ひします 三十分置きに尿意を覚えたり働き過ぎのわれの膀胱 君も吾もかの日のやうに熱く熱く愛紡ぎ合ふ孤り寝の夢 これらの短歌は一昨年の秋ごろの作品です。如何。