虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

すみれ色の小箱

ねえあんた最近、短歌作つてる? Yさんからのキツいひと言

この雪は春を呼ぶ雪 みづ色の空よりひとひらみひらはらはら

彼の国にまた殺戮の報ありて散華の雪の降り止まぬかな

あんたのさ優柔不断が嫌ひなの ひとこと言ひてだんまりの汝れ

すみれ色の小箱が朝の卓にありバレンタインの汝がサプライズ

大切に思ひて呉るる君を得て五十三歳の春を迎へつ

ほほ笑みの絶えぬ介護士身籠りて施設去るとぞけふを限りに

これらの『短歌』作品は、昨年のバレンタインの作です。如何。                  

f:id:narusehiroo:20151215140059j:plain

f:id:narusehiroo:20151215140058j:plain