虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

人魚

泥水に溺れてゐたりこんな夢現実にゆめ起きないでくれ

ひんがしの空に眉月浮びつつ暮れゆかむとす凶多き年

初春から縁起良きかな吾が引きし御籤に大願成就とあるは

最高の正月三日ぞま乙女の姪が弾きゐマンドリン聴く

君も吾も人魚になりてきらきらと海に戯るわれの初夢

雨もまた良いもんだねと笑みて言ふ雨に濡れつつ訪ね来し友

のやうな歌を詠んだら良いだらう迷ふ愉しさわれにまだある

最近の『短歌』作品です。如何。

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