2016-01-03 風神雷神 佳久徒然草 沈丁花匂ふ夕暮れ見つめ合ふわれらに時はうたた寝始む 風神の唸りに応へ雷神が雹降らせたりけふ春一番 まつたりと午後の陽を浴む雛の日の雌雛雄雛の如くにわれら 晴れながら雪降り始む鎮魂の三月十一日午後二時四十六分 汝れも吾も不確実の明日信じつつ笑顔に交す おやすみなさい さくら木の蕾ふくふく膨らめり恋に励めと囁くやうに うた詠めといざなふ如し汝が頬のうすくれなゐのけふの夕映え 上記の『短歌』の七首は、二年前の三月十一日(東日本大震災忌)前後に作ったものばかりです。