虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

三河湾

さくら餅食べつつ母と嵐山の桜に酔ひし思ひ出語る

存分に己が生き方愉しめと父の顔に似る雲が語り来

そよ風に吹かれて思ふふるさとの青木稲荷のけふは縁日

さくらさくら散るばかりなる矢作川越えて列車は岡崎に入る

喫茶店肉屋駄菓子屋呉服店がらんと寂し昼の路地裏

トンネルをひとつ越えれば車窓より陽にきらめける三河湾見ゆ

大垣行き新快速の車窓より三河湾見ゆ束の間あをし

三年前の春、初めて豊橋に行った折りに作った『短歌』です。如何。

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