2016-01-05 三河湾 佳久徒然草 さくら餅食べつつ母と嵐山の桜に酔ひし思ひ出語る 存分に己が生き方愉しめと父の顔に似る雲が語り来 そよ風に吹かれて思ふふるさとの青木稲荷のけふは縁日 さくらさくら散るばかりなる矢作川越えて列車は岡崎に入る 喫茶店肉屋駄菓子屋呉服店がらんと寂し昼の路地裏 トンネルをひとつ越えれば車窓より陽にきらめける三河湾見ゆ 大垣行き新快速の車窓より三河湾見ゆ束の間あをし 三年前の春、初めて豊橋に行った折りに作った『短歌』です。如何。