虚々実々徒然草

五十代半ばの男性車椅子生活者の日記です。

宵宮囃子

あさつては氏神様の祭礼か木犀の香にふとふと思ふ

秋雨の降りゐる午後を電話すもけふ八十を迎へし母に

村祭りに来よと電話に母言ひて 茹で豆・搔揚げ・寿司の団欒

産土の宵宮囃子聞きにけりひと月ぶりの母の電話に

ぎこちなくわが車椅子押し呉れつ福祉学ぶとはにかめる甥

わが言葉幾度も幾度も聴き返しトイレ介助をしてくるる甥

二の腕のほれぼれ太し率先しわれの介助をしてくるる甥

これらの『短歌』は、三年前の故郷の『秋祭り』の折りの『作品』です。

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